MY FOLON
私のフォロン 木村和平(写真家) フランス篇
2024/08/26
写真家の木村和平が、フォロンの活動拠点となったフランスと故郷のベルギーを旅し、作家の足取りをフィルムに収めました。前篇はフランスです。世界への足掛かりをつかんだパリ、そしてパリ近郊の農村ビュルシーの家を訪れました。
木村和平 写真家。1993年生まれ。ファッションや映画、広告の分野で活動しながら、制作を続けている。主な個展に「あたらしい窓」(2020年、BOOK AND SONS)、「石と桃」(2022、23、24年、Roll)、主な写真集に『袖幕』『灯台』(ともにaptp)、『あたらしい窓』(赤々舎)など。
『フォロンを追いかけて Book 2 』
農家を改築したアトリエに差し込む柔らかな光、母屋の壁に開けられた大きな窓から広がる田園。フォロンが愛したパリ近郊の小さな農村ビュルシーの家にはじまり、世界への足掛かりをつかんだパリからブリュッセルへ。地下鉄駅の巨大な壁画、郊外にあるラ・ユルプの美しい森と湖、そして敷地内に設立されたフォロン財団に飾られた絵や彫刻。フォロンのいた場所を写真家の木村和平がたどりフィルムに収めました。ペンから筆、平面から立体へ広がるフォロンの多彩な作品と木村の写真が本を織り成します。旅の終章は、大崎清夏の詩です。作品と写真による視覚から飛翔し、フォロンの気配を言葉から感じる試みです。フォロンを追いかける旅は、どこまでも続きます。
定価:税込2,200円(本体2,000円)
絵:ジャン=ミッシェル・フォロン
写真:木村和平
詩:大崎清夏
翻訳:エレオノール・マムディアン
アートディレクション&デザイン:須山悠里
編集:柴原聡子
© Fondation Folon, ADAGP/Paris, 2024–2025